StoryGraphEditor 7「条件分岐」

この記事では、「Bot3D StoryGraphEditor」のテンプレート【複雑なストーリーテンプレ】条件分岐を使います。
このテンプレートで紹介している方法を使うと、ユーザーが過去に選んだ選択 結果に合わせて分岐させるコンテンツがつくれます!

この記事のサンプル

「Bot3D StoryGraphEditor」ではいろいろな便利な機能をシンプルに使えるように、様々なテンプレートが用意してあります。
画面左上の「テンプレートから作成」を押します。 テンプレートが表示されるので、【複雑なストーリーテンプレ】条件分岐をクリックして開きます。 ことばの説明:このテンプレートの説明では以下のことばを使います。
  1. 会話ボックス:
    このグレー地の箱は、アクションをひとまとめにするものです。アクションとは、「Botにさせること」です。いろいろなことをさせることができます。
  2. "ボタン選択"アクション:
    "ボタン選択"と書いてある、この黄色の箱(アクション)は、ボタンによる回答の際の選択肢を設定できます。
  3. "条件一致でふりわけ"アクション:
    "条件一致でふりわけ"と書いてある、この緑色の箱(アクション)は、過去に選んだ選択 結果に対してストーリーを分岐することができます。

基本操作のおさらい

簡単に基本操作のおさらいをしましょう。
テンプレートをカスタマイズするときに一番重要なのは、9番の、ストーリーのいちばん最後の会話ボックス「終了ボックス」につなげることです!

過去に選んだ 選択肢に合わせて分岐させる

それではテンプレート【複雑なストーリーテンプレ】条件分岐を開いて一度保存し、どんなふうに「Bot3D Player」で再生されるか見てみましょう。
「Bot3D Player」で再生してみたい場合は、一度保存し、 StoryGraphEditor クイックヘルプ:Bot3DPlayerで見る方法をご覧いただき、再生してください。

質問に対して、回答の 少し後に一度選んだ選択肢について、Botが会話してくれています。
これだけだと、"条件一致でふりわけ"アクションがわかりにくいので、「Bot3D StoryGraphEditor」上でどうなっているか見てみましょう。
海外旅行と書いてある会話ボックスの中の"ボタン選択"アクションの選択肢から伸びる線が、次のセリフの会話ボックスでまとまっています。
"ボタン選択"アクションだけで会話を分岐する場合は、選択肢の数だけ会話ボックスを用意し、線で繋げます。 一方で、条件分岐と書いてある会話ボックスの中の"条件一致でふりわけ"アクションからは、各選択肢に合わせた会話ボックスに線で繋がっています。
また、"条件一致でふりわけ"アクションにある選択肢は、"ボタン選択"アクションにある選択肢と対応していることがわかります。 このように、"条件一致でふりわけ"アクションは、離れたところにある"ボタン選択"アクションで何が選ばれたかを判定して、ストーリーの分岐を作ることができるのです!

詳しい設定の仕方について確認します。大まかに2ステップです。

  1. 選択肢にIDを設定
  2. IDをつけた選択肢の結果を利用して分岐

ステップ1:選択肢にIDを設定

後ほど利用するため、"ボタン選択"アクションに目印となるIDをふります。
IDを ふることができるのは、"ボタン選択"アクションのほか"ユーザーが音声認識で選択"アクション"でもできます。
  1. "ボタン選択"アクションをクリックすると、画面下部でエディタが開きます。
  2. 後で使い回すためにの目印としてIDをつけます。
  3. 保存します。
  4. IDに設定した値が表示されます。

ステップ2:IDをつけた選択肢の結果を利用して分岐

"条件一致でふりわけ"アクションから、IDをつけた選択肢の結果分岐の条件として利用します。
  1. "条件一致でふりわけ"アクションをクリックすると、画面下部でエディタが開きます。
  2. 条件を追加の項目から、種別:選択肢選択肢ID:利用したい選択肢につけたIDを選択し、追加します。
  3. タブに条件が追加されます。
  4. 「選択結果が〜の時」にあるセレクトボックスから、分岐させる条件となる選択肢の結果を選びます。
    また、リンク先には、分岐先となる会話ボックスを選びます。
  5. 保存します。
  6. 追加した条件が、"条件一致でふりわけ"アクション内に反映されます。
"条件一致でふりわけ"アクションの最後に表示されている該当しない値は、追加したどの条件にも該当しなかった場合の分岐です。
選択肢のコネクタから分岐先に線を繋げるか、エディタの「デフォルト 」タブから設定ができます。

変更してみよう

では最後に、新しい選択肢とそれを利用したアクションを作成してみましょう。

まず、新しい"ボタン選択"アクションです。
会話ボックスを新しく作成するか、既存のものの値を変更してください。
各項目の新しい値は、海外旅行から好きな料理に変更してみました。IDも忘れずに変更して保存してください。 次に、"条件一致でふりわけ"アクションです。
前述の"ボタン選択"アクションと同様に、作成してみてください。
登録している条件の選択肢IDを、変更しました。
条件分岐と書いてある会話ボックスでも、変更前と比較すると 新しいIDが設定されています。
「Bot3D Player」で再生してみました。
テンプレートと同様に、過去に選んだ選択結果を利用して、条件分岐させることができました。
"条件一致でふりわけ"アクションを使って、ユーザーが過去に選んだ選択 結果に合わせて分岐させるコンテンツを作ってみてくださいね!